建築物を建てようとする場合には、まず地盤改良検査を行なうものですね。
でも、そもそもなぜ地盤改良検査を行なうのでしょうか?
その目的は何でしょうか?
解説していきたいと思います。

日本は世界でも有数の地震国ですので、この特有の条件ゆえに地盤がしっかりしているかどうかをチェックしたうえで地盤改良の工事や建築物を建てるのは常識になっています。
地震国だからという理由を筆頭に挙げましたが、地盤改良検査を行なう目的はそれに限ったことではありません。

地盤検査を行なってみて初めて、その特性が分かりますので、地震の有無にかかわりなく地盤のひずみについて知り、崩壊を未然に防ぐためにも検査を実施するのは重要なステップになります。
建築物の建設工程のファーストステップという訳です。

地盤を改良するのは、建築物の基礎工事を行なうときに“基礎の基礎”を固めるという意味合いで不可欠なものです。
当たり前のことですが、建築物の基礎を打つときには地面に打ちますが、その地面がグラグラしていたとしたら本当の意味での基礎にはなり得ません。
本当の基礎を作るためにも地盤検査をして、その特性をつかみ、どのような工法で改良を施せばいいのか知る必要がありますね。

適切な工法がどれなのか、つまり表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法のうちどれが適しているのか検査します。
地盤調査を行なうと、軟弱地盤が地下何メートルまで続いているのかが分かりますが、以下のような条件で前述の工法が分かれることになります。

軟弱地盤が2メートル以下の場合は表面改良工法を用います。
2メートル以上5メートル以下の場合は柱状改良工法を用います。
6メートル以上軟弱地盤が続いているときには鋼管杭工法を用います。

2番目に挙げた柱状改良工法というのは地面を掘削して、セメントミルクと呼ばれる特殊な凝固剤を用いた柱を埋め、基礎を補強するという珍しいタイプの
地盤改良工法です。

このように耐震、そしてそれぞれの地盤の強弱に応じた適切な工法を施すために地盤検査は行われるのです。