パリのセーヌ河岸は世界遺産に登録されている。
ゴシック建築の最高傑作とも言われるノートルダム大聖堂もセーヌ側の中洲のシテ島に建つ。
年間1400万人もの人が訪れる観光名所である。
高さは69m、幅は40m、奥行きは128mという巨大さである。

ノートルダム大聖堂は1163年に建設が始まり、200年の歳月をかけて完成した。
内部は森をイメージしたという柱が立ち並び、最大で9000人が収容出来ると言われている。
首都にふさわしい大寺院を造るためにフランス中から大工や石工が集められた。
度重なる十字軍の遠征で国からの援助は少なく、市民から多額の寄附があったという。

ゴシック建築の特徴は高さであり、
それを実現したのが尖塔アーチという先の尖った曲線状の梁である。
高さによる重力を下に逃がすことで建物を崩れにくくする。
また建物の外側のフライング・アーチが高さのある建物を支える。

またフライング・アーチが可能にしたのは壁一面のステンドグラスである。
バラ窓と言われ、大きいものは直径が最大で13mもある。
花弁のようなデザインのステンドグラスの中に新旧の聖書の場面が色鮮やかに表現されている。
最も高い身廊と翼廊の交わるアーチの中心には聖母子像が描かれている。